一般の高齢者を対象にした新型コロナウイルスのワクチンの集団接種が神奈川県内で初めて、清川村で３日から始まりました。
神奈川県内では医療従事者に続いて、高齢者施設の入居者などへのワクチン接種が行われていますが、３日から一般の高齢者を対象にした集団接種が清川村で始まりました。
接種会場には開始時間の午後１時半に合わせて、予約した７５歳以上の高齢者６０人が次々と訪れました。
訪れた人たちは予診票を提出し、地元の医師会から派遣された医師から体調が悪くないかなどを聞かれたあと、ワクチンの接種を受けていました。
村によりますと、このうち１人が問診の結果体調が悪いとして接種を控えることになり、ワクチンがむだにならないよう代わりに看護師の女性が接種したということです。
村では今月２４日以降、接種の対象を現在の７５歳以上から６５歳以上に広げることにしています。
接種を受けた７７歳の男性は「接種で安心する部分はあるが、まだ２回目が終わっていないので遊びで外出することは控えたいです」と話していました。
清川村の岩澤吉美村長は「医師会や県などの協力できょうから接種ができて大変うれしく思う。接種の対象を広げるため、いち早いワクチンの配布を国にはお願いしたい」と話していました。
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