東京パラリンピックで行われる球技、ブラインドサッカーの国際大会が30日から東京 品川区で始まりました。新型コロナウイルスの影響で東京パラリンピックが延期されてから、パラ競技単独の国際大会が国内で開かれるのは初めてだということです。
5人で行うブラインドサッカーはゴールキーパーを除く4人は視覚障害がある選手で、アイマスクをつけて、鈴が入ったボールの音とガイドの指示の声を頼りにプレーします。
30日から東京 品川区で始まった国際大会は無観客で開催され、日本のほか、フランス、タイ、スペイン、それにアルゼンチンといういずれも東京パラリンピック出場を決めている5チームが参加しています。
日本ブラインドサッカー協会によりますと東京パラリンピックが延期されて以降、パラ競技単独の国際大会が国内で開かれるのは初めてだということです。
このため協会では通常の大会以上に感染対策を徹底していて選手がプレーや移動の際に触れることが多いグランド脇のフェンスやゴールポストをハーフタイムや試合の合間に念入りに消毒するほか会場では選手と運営スタッフが入れるエリアや動線を完全にわけているということです。
大会はリーグ戦が行われた後、上位2チームが決勝に、3位と4位が3位決定戦にそれぞれ進みます。
30日のリーグ戦初戦で世界ランキング12位の日本は世界14位のフランスと対戦し、試合開始直後にエースでキャプテンの川村怜選手のゴールで先制すると、そのリードを守り切り1対0で勝っておよそ1年7か月ぶりとなった国際大会での試合を白星で飾りました。
大会は来月5日まで行われます。
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