このタイヤ、折りたたみ傘みたい。
車輪をアメフトのボールのように折りたたんで、座面をかぶせてコンパクトに持ち運べる車椅子「Revolve Air」が作られました。
従来型は左右から押し潰すように平たくするだけでしたが、これだと座面をたたまずタイヤが縮むので、手持ちで運べるだけでなく自動車の座席に置いても、飛行機の荷物棚にも余裕で収納できちゃいます。
たたんだときには60%以下の小ささになるのだそうです。実際に動画でその様子を見てみましょう。
I am glad to introduce you the project I personally Invented, designed and prototyped in my 37mq studio in Munich. It took countless hours of work and refinement, but I am happy to share with you the new website!Revolve Air: the wheelchair in a new formhttps://t.co/7biDvHhn4Opic.twitter.com/kEM1WrpPSc
— revolve wheel (@WheelRevolve) February 9, 2021
24インチのタイヤはフォーム製でエアレス。なので分割しても問題ありません。使用例が見られるプロモーション映像もチェックしてみてください。
空港では搭乗前に車椅子を預ける手間暇がなくなり、街では自動車の荷台から出し入れする苦労もなくなります。
最初は自転車用だった
このタイヤ、最初は2018年に自転車用で従来型の車椅子とも互換性のある折りたた式として作られました。それが下地としてあるので、「Revolve Air」の発想まではそんなに飛躍したものではなかったのかもしれません。
開発者いわく、現在この車椅子は実証実験中で、生産してくれるビジネスパートナーを探しているとのこと。ユーザーにとって手頃な価格で提供できるようにしたいものの、おそらく2022年以降に2,000ユーロ(約25万円)くらいで登場するのでは? と見積もっています。
スマホで予約するシステムも考案
個人で買うには高いかもしれませんが、空港や駅などでスマホから予約してレンタルするシステムも、プロトタイプが作られています。
ステーションは未来的で、まさか車椅子のレンタルだなんて思いませんよね。数年後には、アチコチでこれを見かける日が来るかもしれません。またこのタイヤで、別の乗り物が生まれる可能性もありますね。楽しみにしたいと思います。
Source: Twitter, YouTube (1, 2) via revolve air via NEW ATLAS
からの記事と詳細 ( 車輪を折りたたんでラクに持ち運べる未来の車椅子。飛行機の荷物棚にも入る - ギズモード・ジャパン )
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科学&テクノロジー
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