ニューヨーク(CNN) 米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は、2040年までに世界中での事業活動による二酸化炭素の排出を実質ゼロとする計画を発表したほか、2035年までに販売する車両を排ガスを出さない「ゼロエミッション車」だけとする方針を明らかにした。
GMは以前も電気自動車(EV)への全面的な移行を表明していたが、達成時期については設定していなかった。
GMはバッテリーで稼働するEVへ移行することなどで排出量の削減を計画している。そうした取り組みには270億ドル規模の投資が必要とされ、新型コロナウイルスの流行が始まる前の200億ドルから増加した。
GMは、新しい普通乗用車の排気管からの排出を取り除くため、環境防衛基金(EDF)と協力する。しかし、GMのバーラ最高経営責任者(CEO)はブログへの投稿で、今回の期限について、締め切りなどというよりは野心的なものと表現した。
GMは企業活動による排出を抑制するために、米国内の工場については2030年までに、世界の工場については2035年までに100%再生可能エネルギーでまかなうとしている。GMはまた、炭素排出量を実質ゼロにすることを約束する世界企業300社にも加わった。
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