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Wednesday, January 20, 2021

性暴力被害者支援、熱意頼み 低い手当、交通費のみも - 朝日新聞デジタル

 被害者の尊厳を踏みにじり、心身に深刻な影響を与える性暴力。その被害者を早く相談や支援につなげられるよう、全国に整備されてきたのが「ワンストップ支援センター」です。ただ、現場からは支援員たちの「熱意」頼みの現状が見えてきます。

 1月上旬の午前9時前。滋賀県草津市の南草津野村病院(野村哲哉理事長)で、院内を巡回中だった西川貴子看護部長(49)の携帯電話が鳴った。

 「もしもし、ホットラインSATOCO(サトコ)です。どうされましたか」

 電話の相手は、子どもが性被害に遭ったという母親だった。相談の内容を聞くため、電話をつないだまま看護部長室がある3階まで階段であがり、必要な支援につなげるための情報を聞き出した。

拡大する写真・図版SATOCOのホットライン用の携帯電話を持つ南草津野村病院看護部長の西川貴子さん=滋賀県草津市

 SATOCOとは、県、県警、…

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