積もった雪を雪氷として保存するための「氷室の仕込み」が31日、金沢市湯涌町の玉泉湖畔であった。湯涌温泉の毎年恒例の行事で、例年は市民や観光客も参加するが、今年は新型コロナウイルス感染防止のため観光協会などの関係者のみで行った。
この日の仕込み初めには、湯涌温泉観光協会や地元の町会連合会の関係者らが出席。深さ2・5メートルの氷室に周りの雪を入れた。
江戸時代、加賀藩が旧暦6月1日の氷室の節句にあわせて、江戸の将軍家に雪氷を献上していたことが由来。1986年に観光協会が行事を復活させ、今年で36回目。6月30日に氷室を開き、市役所や石川県庁、加賀藩の下屋敷があった東京都板橋区役所などに届ける予定。
観光協会の安藤有会長(47)は「氷室開きのころにはコロナが収まって平静を取り戻し、雪氷を楽しんでもらいたい」と話した。(沼田千賀子)
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