ことし話題になった人たちを題材にした「変わり羽子板」の展示が13日から東京・新宿の百貨店で始まりました。
「変わり羽子板」は、東京・台東区の人形問屋が、その年に世間で話題となった人物を題材に押絵と呼ばれる羽子板の伝統的な技法で制作し、昭和61年から毎年、発表しているものです。
ことしは、社会やスポーツなどの分野から7点が制作され、13日から東京・新宿の百貨店で展示が始まりました。
このうち、18歳1か月の史上最年少で棋聖と王位の「二冠」を獲得した将棋の藤井聡太二冠が描かれた作品は、対局のときと同じようにマスクを着けた姿で描かれています。
また、「キセキの復活」と名付けられた作品では、白血病の闘病生活を乗り越えて競技に復帰した水泳の池江璃花子選手がショートヘアでほほえむ様子が描かれています。
このほか、アメリカの大統領選挙をテーマにトランプ大統領とバイデン次期大統領を取り上げた作品なども並んでいます。
「変わり羽子板」の展示は、新宿の京王百貨店で15日まで行われています。
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