宇宙航空研究開発機構(JAXA)は小惑星探査機「はやぶさ2」のカプセル回収に成功、技術力の高さを国内外に示した。一方、中国も月探査機のドッキング成功などを相次いで発表した。安全保障にも影響を及ぼす宇宙開発合戦の現状はどうなっているのか。
日本の宇宙開発における新たな希望をもたらしたはやぶさ2の快挙。回収したカプセル内には小惑星りゅうぐうから採取した試料が入っているとみられ、本格的に分析することで、太陽系の成り立ちや、生命の起源に迫る情報を得られる可能性もある。
これに対し、中国の国営通信社「新華社」は5日、中国国家航天局が月探査機「嫦娥(じょうが)5号」の軌道機・帰還機がドッキングし、月面で採取した試料の貯蔵容器を帰還機に移したと発表したと伝えた。月周回軌道でのドッキングは中国初で、4日には嫦娥5号が月面に掲げられた五星紅旗を撮影し、写真が公開された。
中国は昨年、嫦娥4号で月の裏側への軟着陸に世界で初めて成功した。今後の嫦娥6号以降では、月の南極の探査も計画。南極には氷があるとみられ、米国やインドも探査を目指すなど宇宙開発の焦点となっている。中国は将来、月面での無人研究基地の建設や、有人探査機の着陸も想定している。
からの記事と詳細 ( 「はやぶさ2」快挙の裏で中国との宇宙開発戦争 相手は莫大な予算と人員投入、軍事目的の科学技術に大きな差:イザ! - iza(イザ!) )
https://ift.tt/2LjVIoq
科学&テクノロジー
No comments:
Post a Comment