新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、オンライン公演を続ける紙芝居師、望月晶子さん=東京都世田谷区=が、公演に参加して自作の紙芝居を披露してくれた子どもたちに、拍子木を贈る活動を始めた。2本の木を打ち鳴らし、物語の始まりを告げる拍子木に「こんな時だからこそ、人と人がつながって響き合いたい」との願いを託す。(石川修巳)
「紙しばいや もっちぃ」として川崎市を拠点に活動する望月さんは、新型コロナの影響でイベントが相次ぎ中止になる中、4月からウェブ会議システムを使って公演している。
◆子どもたちに拍子木 「人と人をつなげる響き」
「みんなで小さな舞台をのぞき込み、対話しながら物語が進む。紙芝居は共感の文化です」と望月さん。コロナ禍で我慢を強いられている子どもたちに、紙芝居の魅力を伝えようと「紙芝居で世界平和!拍子木を贈るプロジェクト」を思いついた。
贈るのは、リュウキュウマツを使った長さ約18センチの拍子木。沖縄県の障害者施設で手作りされたもので、クラウドファンディングで購入資金を募ると、目標の19万円を上回る23万円余が寄せられた。
最初に拍子木をプレゼントしたのは、5月のオンライン公演で、オリジナル作品の「動物戦士アニマルスターズ」を披露した川崎市多摩区の小学5年大野
なぜ拍子木なのか。望月さんは「『はじまり、はじまり~』と打ち鳴らす音を合図にみんな集まり、紙芝居は始まる。拍子木は、人と人がつながって響き合う象徴だと思うんです」と語る。
◆三密避けてオンライン公演 10数カ国の紙芝居師が参加
オンライン公演を始めたのも、いかに密を避けるかが求められる中で、人と触れ合える紙芝居を届けたかったからだ。国籍も障害の有無も、プロ・アマもなく演じられる試みに、会員制交流サイト(SNS)を通じて国内外の紙芝居師らが協力。参加者はメキシコやドイツ、米国など10数カ国にわたり、紙芝居で世界をつなぐ場になっている。
来年3月までは月1回のペースで開催する。次回出演するインドの人形師は「コロナでコミュニケーションが断たれた今こそ、愛を届けたい」と話し、出演を快諾したという。
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