和歌山県太地町で小型のクジラやイルカを入り江に追い込んで捕獲する追い込み漁が１日から始まりました。
太地町では、県の許可を得て小型のクジラやイルカを船で追い込んで捕獲する追い込み漁が毎年、行われています。
太地漁港では午前５時ごろから１２隻の船が集まり、漁の安全を祈って海に酒をささげるなどして沖に向けて出発しました。
漁に出てからおよそ４時間後、船はおよそ１２キロの沖合でクジラやイルカを見つけ、船どうしが連携を取りながら湾の中に追い込んで行きました。
その結果、いずれも体長３メートルほどのハナゴンドウ１頭、バンドウイルカ３頭のあわせて４頭を捕獲しました。
一方、漁港や近くの岬では警察などが警戒する中、動物愛護団体のメンバーとみられる人の姿も見られましたがトラブルはありませんでした。
太地いさな組合の田中清仁 組合長は、「初日に捕獲できたのでほっとしました。警察や海上保安部が警戒してくれているので安心して漁ができます。今シーズンも精いっぱい頑張りたいです」と話していました。
太地町の追い込み漁は、来年４月まで行われる予定です。
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August 31, 2020 at 07:26PM
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太地町でクジラ追い込み漁始まる｜NHK 関西のニュース - nhk.or.jp
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