日本とロシアの民間交渉に基づいて北方領土の貝殻島周辺で行われるコンブ漁が３日から始まりました。
根室市の納沙布岬の沖合にある貝殻島周辺で行われるコンブ漁は、強風などで出漁が延期されて３日が初日です。
霧が立ちこめる中、午前６時に花火やサイレンの合図とともに２３３隻の漁船が一斉に漁場に向かい、漁を行ったあと港に戻ってコンブを水揚げしていました。
貝殻島周辺のコンブ漁は日ロの民間交渉で操業条件が決まりますが、ことしは新型コロナウイルスの影響で交渉が遅れて先月にようやく妥結し、例年どおりの出漁にこぎつけました。
歯舞漁協昆布漁業部会の柿本康弘部会長は「新型コロナウイルスの影響がある中、いつもの時期に出漁できほっとしている。これからの漁を頑張りたい」と話していました。
貝殻島周辺のコンブ漁は９月末まで行われます。
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June 02, 2020 at 06:19PM
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