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Friday, May 22, 2020

ヒロインのように突進あるのみ! 映画監督、脚本家・安田真奈 近代マグロをモチーフにした最新作「TUNAガール」(夕刊フジ) - Yahoo!ニュース

 仕事や学業に奮闘しながら自立を目指す女性たちを映画やドラマで描き、エールを送り続ける。

 新作映画「TUNAガール」に登場するヒロインは、養殖マグロの研究に邁進する女子大生。近畿大学が、研究だけでなく、養殖場で育てたマグロが味わえる飲食店を東京、大阪に出店し話題を集めた、あの“近大マグロ”をモチーフにしたオリジナル脚本の映画化だ。

 「和歌山にある大学の研究所に何度も通い、研究者から話を聞いて脚本を練り上げました。映画で明かされる失敗談などもすべて実話です」と語るように、マグロ養殖に懸ける研究者たちの情熱が、映画を通じ臨場感豊かに伝わり胸に響く。

 劇場映画を撮る“プロ監督”としてのキャリアは間もなく15年。

 田舎町で電器店を営む父(沢田研二)の“プロ魂”を娘(上野樹里)が受け継ぐ映画「幸福のスイッチ」で、気鋭の女流監督として一躍脚光を浴びる。その後、シングルマザーの看護師の奮闘を描くNHKドラマ「ちょっとは、ダラズに。」の脚本を担当するなど、働く女性を鼓舞する賛歌を数多く手掛けてきた。

 「女性監督としてハンデは感じるか? 最近は国内外で珍しくなくなり、またカメラマンや照明など映画界で女性が活躍する場は増えてきました。特に意識はしてませんよ」

 こう気丈に語るが、いまだ男社会の伝統が根強く残る映像界の一線に立ち、成果を残すのは並大抵なことではなく女性としての意地がうかがえる。

 進学校の県立奈良高校を卒業後、神戸大学法学部に進学。在学中に本格的に8ミリ映画を撮り始める。卒業後、パナソニック(旧松下電器産業)に就職。販促部などで働きながら、自主製作映画を意欲的に撮り続けた。

 「金曜の夜、仕事が終わったら、そのままロケ地へ向かって土日はぶっ通しで撮影。月曜の朝からはまた仕事…。そんな生活を続けていました」と振り返る。

 完成した作品は腕試しで、東京・あきる野、北海道・夕張など全国で開催される映画祭に出品。受賞が常連となり“コンテスト荒らしのOL監督”の異名は、映画界やテレビなど映像界に広く知れ渡るようになり、2002年、独立を決意。会社を退職した。

 映画監督として名を馳せた出世作「幸福のスイッチ」は、和歌山県田辺市の電器店が舞台だ。

 「会社員時代、町の電器店を支援する事業の一貫で、地方に通った経験が、映画製作の中で生きたと思います」

 電器店はただ商品を売るだけではない。

 「高齢者の多い田舎町では、切れた電球を取り換えたり、重いマッサージチェアを移動させるためだけに顧客の家を回るんです」

 そんな家電店主を演じた沢田研二や娘役の上野樹里が奮闘する姿には、メーカー勤務時代の自身の姿が重ねられている。

 新作のヒロインは、マグロ養殖を研究テーマに選んだ大学3年生の美波。研究を通じ、たくましく成長する姿を小芝風花が熱演する。「TUNAの語源はギリシャ語の“突進”。映画タイトルには、困難に向かって突進するという意味も込めています」と教えてくれた。

 「マグロの次は?」と、気になる次作のテーマを聞くと、「ネジですよ」と答え、笑みを浮かべた。 

 舞台は大阪の下町だという。ロケットの打ち上げなどにも貢献している高い技術力を誇る町工場を数多く抱える大阪。「その技術を根底で支えている部品の一つ、ネジを作る町工場の技術者を描きたい」と構想を膨らませている。

 新型コロナウイルスの影響で、新作の企画は中断しているが、「突進あるのみです!」と、「TUNAガール」のヒロインのように、したたかに笑った。

(ペン・波多野康雅 カメラ・南雲都)

 ■安田真奈(やすだ・まな) 映画監督、脚本家。1970年8月21日生まれ。49歳。奈良県出身。神戸大学卒業後、約10年、パナソニックで勤務後、独立。2006年、「幸福のスイッチ」で劇場映画監督デビュー。映画の近作は「36.8℃ サンジュウロクドハチブ」(17年)など。最新作「TUNAガール」は、ひかりTV、ネットフリックスなどで配信中。

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May 22, 2020 at 12:56AM
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