◎いま日本人に必要なのは生活のリズムだと思います。
4月に緊急事態宣言が出され、街中や繁華街から人が消えました。学校や職場も閉鎖となり、テレワークの導入で朝夕の通勤・通学もなくなりました。そして、多くの人が1 日中、自宅に引き篭もる生活を余儀なくされています。そんな中、「曜日の感覚がなくなってしまった」という方もおられることでしょう。外出の機会が減り、人との触れ合いも制限される。東京五輪もさることながら、祇園祭や阿波踊り、さらには地域の祭事が次々と中止になっていく。こんな日々が続くと、ゆくゆくは季節感すら感じなくなってしまうのでは危惧しています。
古来、日本人は夏至、冬至、春分、秋分に代表される1 年を24 等分した二十四節気やそれを補う土用、八十八夜、入梅、半夏生、二百十日などの雑節を生活の中に取り入れ、自然のリズムとともに暮らしてきました。それがいつしか、近代化、デジタル化、さらには地球温暖化による気候変動が押し寄せ、私たちの生活の中から暮らしのリズムが失われつつありました。そこにきて、このコロナ禍での自宅待機生活です。だからこそ、いま私たち日本人に必要なのは生活のリズムを取り戻すことだと考えます。
◎毎月1日に各店舗1,000 枚、銀座に志かわ千社札(朔日札)を配布します。
曜日の感覚すら薄れていく日々にあって、唯一の拠り所となっているのは1日3 食の食事ではないか? 食パン専門店である銀座に志かわとしては、そう自負するとともに、ある種の責任感のようなものを自覚しています「食」を通じて、生活のリズムを創出したい。そんな想いから銀座に志かわ千社札(朔日札)は誕生しました。月替わりで違う食パンを販売するなんて器用なことはできませんし、そんな野暮はご免です。私たちはその答えを日本で育まれてきた伝統文化の中に見出しました。
「朔日」というのは、大陰暦で「月の第一日」という意味です。月の形で言えば「新月」。真っ暗なお月様です。同じ真っ暗でも月の終わりは「晦日(みそか・つごもり)」。つまり「くらます・暗い」「月籠り」。月が籠って姿を見せない。そして、その翌日が「朔日」。「ついたち」とは「月立ち」。月の始まりです。ですから、最初は大陰暦の「朔日」に配布を考えました。しかし、いま私たちは太陽暦で暮らしています。そこに大陰暦を持ち込むと混乱が生じるだけでなく、生活のリズムを壊してしまう。それでは本末転倒です。そこで、慣れ親しんだ太陽暦の毎月1 日に配布することにしました。そして、初回だけは申し訳ありませんが、5月13日(水)からの配布とさせていただきます。なにぶん、急ごしらえで企画したため、間に合いませんでした。初回だけはご容赦ください。
◎皐月(5 月)のテーマは「菖蒲」です。
毎月、銀座に志かわ千社札(朔日札)を制作いただく橘右之吉さんは、寄席文字を現代に蘇らせ、文化として確立した橘流寄席文字の開祖として名高い橘右近さんに16歳で弟子入りし、厳しい修行の末、19歳で橘右之吉を襲名。右近師匠から「自分にしかできない飛び道具を持て」との助言を得て、試行錯誤の中で発案したのが「ミニ千社札シール」でした。ですから、この分野では紛れもない第一人者。銀座に志かわ千社札(朔日札)の制作を依頼するにあたって、これ以上の適任者はいません。
そして橘右之吉さんが描いていただいた5月の銀座に志かわ千社札(朔日札)がこれです。江戸文字四体には、橘流寄席文字のほか、歌舞伎の勘亭流、相撲の根岸流、そして千社札などの江戸文字があります。「銀座に志かわ千社札(朔日札)」の背景の「食パン」、そして「銀座に志かわ」の文字はいずれも江戸文字です。「食パンというのは、誰もが親しんでいるものですから、奇をてらうことなく、いじくりまわしたりしないようにと配慮しました。そして、みなさんが腑に落ちるというか、腹落ちする文字にしています」と右之吉さんは解説してくださいました。「そして、江戸文字にしては、ちょっと柔らかく書いています。なんてったって、銀座に志かわの食パンは柔らかいですからね」。
文字は読める範囲で隠す「半隠し」という技法で艶っぽさを出す。バックの薄いこげ茶は食パンの耳のイメージだそうです。ただし、江戸時代には奢侈禁止令といって、贅沢が厳しく禁じられたことがあり、その際、茶色と紺とねずみ色しか使えないことになった。しかし、庶民は茶色だけでも48 色、ねずみ色に至っては100種類の色を編み出したそうで、同じ食パンの「こげ茶色」と言っても、月ごとに変化していくそうです。これが一年を通して見たとき、どんな風になっていくのかもお楽しみの一つとのことです。
さらに、毎月変わる「つけ味」の図案にも注目。5 月のテーマは「菖蒲」です。「菖蒲は言わずと知れた端午の節句で菖蒲湯に使ったりする季節の花。そして、菖蒲は「尚武」の文字も当てられ、災いよけに軒端に刺してみたり、屋根に上げるお宅もありました。つまりは、折からの新型コロナウイルスの脅威に立ち向かうという意味を込めて、“魔除けの菖蒲”を書いて見ました」と右之吉さんは語ります。
◎ちょっとした手土産に、ちょっとした話題を添えて
コロナ巣篭もり生活が続く中、おかげさまで銀座に志かわの食パンは、老若男女・ファミリーから単身者まで、「贈って喜ばれる、もらって嬉しいちょっと気の利いた手土産」として好評をいただいています。ありがとうございます。そんな手土産を渡す際の、ちょっとした話題として銀座に志かわ千社札(朔日札)がお役に立てれば幸いです。
銀座に志かわのブランドコンセプトは「和モダン」です。お店の「暖簾、エプロン」は京都の一澤信三郎帆布さん、スタッフが首に巻いている「手ぬぐい」と「食パン風呂敷」は代官山のかまわぬさん、そして、銀座に志かわ千社札(朔日札)は橘右之吉さんと言った名門ブランドのご協力をいただき、ホンモノにこだわり、「食」を通じて、日本の伝統文化を新しい形で表現していきます。今後の展開にも是非ご期待ください。
各店舗紹介
①銀座本店 東京都中央区銀座1丁目27-12
②船場本町店 大阪市中央区南本町3-2-9
③京都桂店 京都市西京区上桂東ノ口町157
④津店 三重県津市栄町2-393
⑤池袋西口店 東京都豊島区西池袋5-1-3
⑥東天満店 大阪市北区東天満1-11-15
⑦名古屋伏見店 愛知県名古屋市中区栄2-8-16
⑧阪急塚口店 兵庫県尼崎市塚口町1-12-4
⑨高槻店 大阪府高槻市紺屋町9-35
⑩青森弘前店 青森県弘前市宮川1-2-9
⑪国立店 東京都国立市北1-5-1
⑫神戸三宮店 兵庫県神戸市中央区中山手通2-3-15
⑬京田辺店 京都府京田辺市山手南1-3-4
⑭千葉中央店 千葉県千葉市中央区富士見2-11-1
⑮豊橋店 愛知県豊橋市松葉町2-17-3
⑯川口市役所前店 埼玉県川口市中青木1-9-26
⑰大分明野店 大分市大字猪野1508-3
⑱沖縄那覇店 沖縄県那覇市おもろまち4-9-1
⑲鈴鹿店 三重県鈴鹿市南江島町17-38
⑳吹田山田店 大阪府吹田市山田西3-80-3
㉑新宿西口店 東京都新宿区西新宿3-1-3
㉒倉敷駅前店 岡山県倉敷市阿知1-5-18
㉓三軒茶屋店 東京都世田谷区太子堂4-20-4
㉔京都北白川店 京都府京都市左京区一乗寺築田町96-2 グラン都1F
㉕福島卸町店 福島県福島市鎌田字卸町17-7
㉖恵比寿店 東京都渋谷区恵比寿1-20-4 Sreed EBISUビル1F
㉗近鉄八尾店 大阪府八尾市北本町2-1-101
㉘宝塚店 兵庫県宝塚市栄町2丁目1番1号 ソリオ宝塚1 GF
㉙浜松広沢店 静岡県浜松市中区広沢3-26-7
㉚相模大野店 神奈川県相模原市南区相模大野3-2-1 ボーノ相模大野ノースモール1F
㉛岡崎店 愛知県岡崎市上明大寺町2丁目14番8 オトリバーサイドテラス南棟S103
㉜箕面店 大阪府箕面市箕面6-1-30 箕面本通りアーバンライフ
㉝阪急池田店 大阪府池田市栄町3-2
㉞つくば竹園店 茨城県つくば市竹園3-18-2 竹園ショッピングセンター1階
㉟秋葉原店 東京都千代田区神田佐久間町3-27-3 ガーデンパークビル1F
㊱奈良店 奈良県奈良市柏木町421-1
㊲札幌琴似店 奈良県奈良市柏木町421-1
㊳和歌山店 和歌山市駿河町45 旭ビル103
㊴奈良生駒店 奈良県生駒市谷田町1600 アントレいこま203号
㊵広島駅前店 広島県広島市南区松原町5-1
㊶北見店 北海道北見市北2条西3丁目6番地 ナップスビル1F
㊷滋賀草津店 滋賀県草津市野村6丁目1-17
㊸奈良王寺店 奈良県北葛城郡王寺町本町2丁目29-16
㊹長岡店 新潟県長岡市七日町471-1
㊺京都四条烏丸店 京都府京都市中京区橋弁慶町227 第12長谷ビル1階A
㊻苫小牧店 北海道苫小牧市拓勇東町4-2-6
㊼亀岡店 京都府亀岡市古世町西向林2-1
㊽岩出店 和歌山県岩出市高瀬70-1
㊾沖縄普天間店 沖縄県宜野湾市新城2丁目3番14号
㊿横浜中川駅前店 神奈川県横浜市都筑区中川1-11-25 シーアイマンション港北中川1F-A
51 鷺ノ宮店 東京都中野区鷺宮3-20-5
52 福岡薬院店 福岡県福岡市中央区渡辺通2-7-35 シエル薬院1F
53 大丸福岡天神店 福岡県福岡市中央区天神1-4-1 本館B2
54 江坂店 大阪府吹田市豊津町15-30
55 前橋敷島店 群馬県前橋市岩神町4-1-3
56 神戸六甲道店 兵庫県神戸市灘区森後町1-4-6
57 鹿嶋店 茨城県鹿嶋市谷原312‐1
58 柏店 千葉県柏市旭町2-5-5 カセッタ・エヌケー 1F
59 盛岡店 岩手県盛岡市向中野3-18-27 プティ・アントルポ101号室
60 奈良橿原店 奈良県橿原市中曽司町72-1
61 豊田前山店 愛知県豊田市前山町5丁目19番地20
62 自由が丘店 東京都目黒区自由が丘1-26-1
63 5月15日(金)オープン予定 金沢店 石川県金沢市駅西本町5丁目2‐17
64 5月18日(月)オープン予定 岡山後楽園通店 岡山県岡山市北区弓之町1-1
65 5月30日(土)オープン予定 新潟河渡店 新潟県新潟市東区河渡庚239-4 原信マーケットシティ河渡内
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May 04, 2020 at 05:59PM
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銀座に志かわでは全店舗にて新型コロナ自粛の中、生活のリズムを取り戻す。月の始まりを告げる「千社札」を店頭配布いたします。 - PR TIMES
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