オーストラリアン・オープンの責任者が2021年1月に予定されているグランドスラム大会において、様々な非常事態対応計画が検討されていることを明かした。
最悪の事態として新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより完全に中止にすることや、開催国の観客のみが入場できるようにすることなどが含まれている。
テニス・オーストラリア(オーストラリアテニス協会)の最高経営責任者(CEO)を務めるクレイグ・タイリー氏はオーストラリアのAP通信に対し、「最悪のシナリオ」は来年の大会が完全になくなることだと語った。
大会主催者は「あらゆる事態を想定」しており、「現時点の最良のシナリオは、検疫を受けて入国できた選手たちとオーストラリア国内の観客のみで開催することだ」と大会ディレクターでもあるタイリー氏はAP通信に説明した。
新型コロナウイルス発生のため、3月に入ってから少なくとも7月半ばまでの30以上にのぼる公式大会がキャンセルされた。ウインブルドンは75年ぶりに中止(戦争以外では史上初)となり、フレンチ・オープンの開始日は5月から9月に延期された。
8月下旬にアメリカ・ニュヨークで始まる予定のUSオープンの主催者は現在様々なオプションを検討している最中で、6月中に大会を開催するか否かを決める予定となっている。(C)AP(テニスマガジン)
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