新型コロナウイルスで売り上げが減少した中小企業などを対象に、民間の金融機関による実質無利子・無担保の融資制度が１日から始まり、道内の金融機関でも受け付けが始まりました。
このうち北洋銀行の札幌南支店では午前９時から窓口での受け付けが始まり、事業者がさっそく相談に訪れていました。
この融資は金利を国と道が負担することで実質的に無利子・無担保で借りられる仕組みで、融資の上限は６０００万円です。
新型コロナウイルスの影響で売り上げが中小企業は１５％以上、個人事業主は５％以上減少した場合に融資を受けることができ、返済は最長５年間猶予されます。
札幌市で美容室などを経営する男性は「新たな展開や戦略を考えていくには資金が必要だと考えて、融資の申し込みに来た。こうした支援策を打ち出すのは遅いとは思うが、非常にありがたい」と話していました。
北洋銀行札幌南支店の太田仁支店長は「当面の資金繰りを乗り切ってもらうため、この融資制度をぜひ活用してほしい」と話していました。
この融資制度は北洋銀行のほか、北海道銀行や道内に支店がある金融機関などで来年１月３１日まで受け付けています。
無利子・無担保の融資はすでに政府系の金融機関で始まっていますが、申し込みが殺到して手続きに時間がかかっているため、民間の受け付けが始まることで事態の改善につながるか注目されます。
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April 30, 2020 at 07:56PM
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民間による実質無利子融資始まる｜NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp
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