中東地域で海賊対策などに当たっている海上自衛隊の哨戒機の部隊が、新型コロナウイルスの影響で交代要員を派遣できないことから、機体だけを入れ替えることになり、24日、青森県の八戸航空基地から哨戒機2機が現地に向けて出発しました。
海上自衛隊のP3C哨戒機の部隊は、アフリカ東部のジブチを拠点に海賊対策に当たっていて、ことしから、日本に関係する船の安全確保に必要な情報収集も行っています。
防衛省によりますと、活動はおよそ3か月交代で、ことし1月に派遣された部隊の交代の時期を迎えましたが、新型コロナウイルスの影響でジブチ政府が海外からの入国を厳しく制限していることから、交代要員の派遣の調整がつかないということです。
一方で、哨戒機については日本で定期的な整備をする必要があることから、機体だけを入れ替えることになり、24日午前10時ごろ、八戸航空基地から哨戒機2機が現地に向けて出発しました。
24日に出発した哨戒機のパイロットたちは、特別に一時的な出入国の許可を得ているということで、ジブチに到着したあと、現地にある機体に乗り換えて今月29日に帰国する予定で、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大は海外での自衛隊の活動にも影響を及ぼしています。
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April 23, 2020 at 10:29PM
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中東派遣の海自哨戒機部隊 機体のみ入れ替えへ 要員交代できず - NHK NEWS WEB
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