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Sunday, April 5, 2020

3月車名別販売、好調は新型のみ N-BOX年間首位 - 日本経済新聞

自動車販売会社の業界団体が6日まとめた国内の3月の車名別新車販売台数では、上位10車種のうち前年同月比で販売を伸ばしたのは新型車効果のあったトヨタ自動車「カローラ」とホンダの「フィット」のみだった。全体ではホンダの軽自動車「N-BOX」が1位となったが、前年同月比では減少。新型コロナウイルスの影響で外出自粛が続いたり販売店も閉まったりすれば、けん引役の新型車も含めて販売が落ち込みかねない。

トヨタ自動車の「カローラ」など新型車効果のあった車種以外の販売はさえなかった

トヨタ自動車の「カローラ」など新型車効果のあった車種以外の販売はさえなかった

日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が発表した。

軽自動車と登録車(排気量660cc超)を合わせた全体のランキングで首位だったホンダの「N-BOX」は2万2078台を販売した。4カ月連続で1位を維持したものの前年同月比では16.4%減と販売を落とした。

2位はダイハツ工業の軽「タント」で6.2%減の1万7370台。3位には登録車で首位のトヨタの「カローラ」が入り、54.8%増の1万6327台だった。2019年9月に全面刷新してから好調を維持している。

登録車単体では20年2月に新型を発売したホンダの「フィット」が37.3%増の1万4845台を販売し全体でも5位に入った。同じく2月に発売したトヨタの「ヤリス(旧ヴィッツ)」も1万3164台を販売し、主力車種の新型は好調だ。

ただ販売全体では、上位10車種のうち前年同月比で販売を伸ばしたのは2車種のみと低調だ(新車種で前年同月比較ができない車種を除く)。

トヨタの「カローラ」とホンダの「フィット」のみで、その他の車種は前年割れ。年度末は重要な商戦期だったが新型コロナウイルスの影響で外出も減り、「従来の年度末よりは人が少なく今後もどうなるかわからない」(首都圏の販売店)。外出自粛が続けば販売に大きな影響を与えかねない。

また同日発表された19年度の軽自動車と登録車の販売実績では、ホンダの軽「N-BOX」が前年度比3.3%増の24万7707台で3年連続の首位だった。

2位はダイハツの軽「タント」で21.1%増の17万2679台、3位はスズキの軽「スペーシア」が0.9%増の15万9799台となり、上位5車種を軽自動車が占めた。

登録車単体では新型効果のあったトヨタ「カローラ」が21.1%増の11万4358台で首位となった。06年度以来13年ぶりの首位で、全面刷新を背景に販売を伸ばした。

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