外食大手ゼンショ-ホールディングスは2日、同社の公式サイトで、展開する牛丼チェーン「すき家」の一部店舗で

<1>牛丼のみの販売

<2>店舗の営業時間短縮または休業

の対応を取ると発表した。

政府が新型コロナウイルスの感染拡大防止のため全国の小、中、高校に対し休校の要請をしたことを受けて、従業員一同が無理なく働けるようにするためだという。「お客様にはご迷惑をおかけいたしますが、ご理解いただきますようお願い申し上げます」と利用客に理解を求めた。

ゼンショ-ホールディングの広報担当者は、取材に、子供を持つ従業員の負担軽減を第一の理由に挙げた。その上で「お子さまをお持ちの従業員が出勤できない店舗は従業員が減るので、それ以外の従業員の負担を軽減するということです」と、出勤できない従業員以外の従業員を考慮したと説明した。

牛丼のみの提供や営業時間の短縮、休業を行う店舗及びその内容については、実施する店頭で告知する形で行う。同担当者は「(業務は)シフト制を敷いているので、店舗や時間によってまちまちの上、新型コロナウイルス感染拡大の状況も刻一刻、変わるため、転倒告知の対応にします」と説明。対応をいつまで続けるかは「読めない」(同担当者)という。

今回の対応は、政府が方針を発表した2月28日に決めたという。従業員の間からは、今回の対応について「いいじゃないか」と支持する声があるという。【村上幸将】