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Tuesday, March 10, 2020

【介助犬と暮らす】(中)「合格」2~3割のみ - 中日新聞

パピーホームの吉川紀子さんに大切に育てられているウーナ=愛知県長久手市で

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適性を見極める訓練士

 介助犬にはどのような性格の犬が向いているのか。愛知県長久手市の日本介助犬協会の訓練センター「シンシアの丘」で訓練士をする桜井友衣さんは「人が好きで、環境が変化してもマイペースでいられる犬」と指摘する。

 人混みが嫌いだったり、騒音が怖い犬などは介助犬になるとストレスがたまるため、介助犬にはならずペットとして飼われたり、介助犬について理解を深めるためのPR犬になったりする。

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 その適性を見極めるのが訓練センターの訓練士の仕事だ。桜井さんは「介助犬に適する性格を見極めることが、訓練の全て」と言い切る。

 生まれたばかりの犬が人好きになるための重要な役割を担うのが、「パピーホーム」と呼ばれるボランティア。全国にあるパピーホームでは、生後二カ月から一歳までの子犬を預かり、ボランティアがたくさんの愛情を注ぎながら育てていく。人に対する信頼感を育てるためだ。

 愛知県尾張旭市のパピーホームでは、主婦吉川紀子さん(57)が、生後四カ月になるラブラドルレトリバーの「ウーナ」を育てている。預かるのは三匹目という吉川さんは「どの子も名前やトイレを覚えていく姿がうれしい。ウーナは元気で賢い」と話す。

 パピーホームで一歳まで過ごした子犬は、シンシアの丘など訓練センターに入る。実際に介助犬になるのは二〜三割しかいない。

 パピーホームではおとなしかった犬でも、訓練センターで訓練が始まると、興奮してほえてしまう犬もいる。桜井さんは「人にそれぞれ個性があるように、犬にもそれぞれ性格がある。介助犬に適しているか見極めることが何よりも大切なこと。それが私たちの使命」と言葉に力を込めた。

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