告発サイト「ウィキリークス」の創設者で、アメリカの司法当局が機密情報への不正アクセスに関わった罪などで起訴しているアサンジ被告について、身柄をアメリカに引き渡すかどうかの審理がイギリスの裁判所で始まりました。
ジュリアン・アサンジ被告はロンドンにあるエクアドル大使館に亡命を求めて駆け込み、およそ7年にわたり保護されましたが、別の事件での保釈中に裁判所に出頭しなかったとして去年逮捕されて有罪判決を受け、現在、イギリスで収監されています。
アサンジ被告については、アメリカの司法当局が機密情報への不正アクセスに関わった罪などで起訴していて、24日、身柄をアメリカに引き渡すかどうかについての審理がイギリスの裁判所で始まりました。
イギリスのメディアによりますと、アメリカ側は、アサンジ被告が機密情報を漏らしたことで情報提供者などの生命が危険にさらされたなどとして、アメリカで法によって裁かれるべきだと主張したということです。
一方、アサンジ被告側は、身柄がアメリカ側に引き渡されれば被告を非人道的な状況にさらすことになり、被告の精神状態を考えると自殺を図る可能性があると主張しました。
裁判所の外では、アサンジ被告の支持者ら数十人が身柄の引き渡しに反対し抗議の声を上げていました。
審理は1週間にわたって行われたあといったん休廷し、ことし5月に再開して、その後、裁判所が決定を出す見通しです。
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February 24, 2020 at 03:37PM
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「ウィキリークス」アサンジ被告 身柄引き渡し審理始まる 英 - NHK NEWS WEB
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